• 特色1

    乳児(0~2歳)の育児担当制

    決まった保育教諭が育児を担当します。

    • 子どもの情緒を安定させます。
    • 子どもの内面を支えることができます。
    • 保育教諭が子どもの発達段階、心理状況を 把握することで丁寧な接し方ができ、 決まった習慣を身につけられます。
    0~2歳の育児担当制
  • 特色2

    幼児(3~5歳)の異年齢混合クラス

    3歳から6歳の子どもたちが一クラスにいて生活するなかで、小さい子どもは大きい人たちのすることを身近に見て、沢山のことを自ら学びます。
    大きい子どもは、小さい人に教えてあげる喜びを体験する機会を得て自らの年齢を自覚します。
    幼年期には月齢や個々の発達によって大きな差が見られますが、年齢の枠を超えて、自分の興味や段階に合った活動を選べることによって、自己課題獲得へとつながります。

    異年齢混合クラスの魅力

    年少で経験をしたことを年中で試し、年長では自然と身に付ける。異年齢混合クラスでは、話し言葉、絵本を読むこと、日常の生活的な動作、例えば排泄や手洗い着脱、机を拭くなど、年上の子どもが教えてくれるあらゆることを自発的に学びます。3歳から3年間繰り返しの作業を通して理解が強化・成熟されます。また、年上の子どもは年下の子どもに教えることで、これまでの自分が知っている知識を一層拡大させます。
    乳児育児担当制から一貫した原則による方針を保障することができます。

    異年齢混合クラスの特徴

    • 同年齢ではライバルとなるが、異年齢から教えられると違和感なく受け入れられます。役割遊びでも自然と役割分担できます。年長と大人がパートナーとして尊重し合うことで年長児として自覚が育ちます。
    • 体験し獲得した能力を年下の子どもに教えることで成熟させます。
    • 失敗する経験や負ける経験をし、葛藤することで成長する。年長になると、今までできなかったことができるようになる見通しが持てます。
    • 年下の子どもは年上の子どもからあらゆることを自発的に学び、年上を慕う気持ちを持ちます。
    • 年上の子どもは、年下の子どもを世話することで、人を助けること親切にするとはどういうことか具体的に学び、感謝されることで親切にすると自分がうれしいことを体験的に理解します。人と協調して一人で生きていける力を身に付けることにつながります。
    幼児(3~5歳)の異年齢混合クラス
  • 特色3

    日本民族の伝承「わらべうた」による音楽教育

    「コダーイ・ゾルターンの教育思想と実践」よりコダーイの言葉を紹介します。
    「音楽の真髄に近づく最もよい手段は、誰もが持っている楽器、のどを使うことである」とし、就学前では歌うことを音楽教育の中心にしています。
    歌う時にはピアノ伴奏を付けずに肉声のみで行い、音を注意深く聴くことができる耳を育てます。
    ピアノを使わない理由として、多くの音楽が純正調で演奏されているのに対し、ピアノは平均律で調律されているため、ピアノを乳幼児の音楽練習の補助に使うと、純正調の音程が身に付かないことをあげています。

    遊びのルールや器楽教育においても「聴けなければ歌えない、 歌えなければ弾けない」という立場を取り、子ども達が楽器を演奏することを始めるのは、「少なくともリズムと階名で流暢に楽譜を読むことができるまでは、楽器に触れるべきではない」とし、十分に歌うことができるようになり手先の運動能力が発達した7、8歳頃からとし、器楽教育の中でも必ず歌唱を行っていきます。
    (うたとリコーダーの会 コダーイコンセプトより)
    わらべうたの中には子育てや生き方の知恵が込められています。 イギリスでは、ナーサリーライム(マザーグース)が200~300年も昔のうたや詩、ナンセンス話が、今も大人や子どもたちによってうたわれています。ナーサリーライムの中のユーモア、ちょっとこわい感じ、いじわる、ねたみ、こういう沢山の感情を、小さいうちからうたって遊んでもらって育った子どもたちに、いじめは無縁です。日本のナーサリーライム、それが ”わらべうた” です。 わらべうたは「音楽の母乳」だと、ハンガリーの音楽家であり教育学者であるコダーイ・ゾルダンはいいました。コダーイの芸術教育は、コダーイシステムとしてカナダ、ドイツ、アメリカ、そして日本でも担当性や異年齢混合保育と共に音楽教育の基礎として、また、主体性を育てる教育として取り入れられています。 子どもにとって、愛する人の声が、どんな楽器よりも優しく心地よく感じます。マザーリーズといいますが、赤ちゃんへ使う声、優しい高い声で唄われるわらべうたが子どもの感性を高めるのです。輪になって手をつないで歌い遊び、“ごろあわせ”や”詩”をとなえて楽しむなかで、音楽的にも社会性の面からも大きく育ちます。
    ・遊びのルールや 順番を守る
    ・協力する
    ・判断力や 敏捷性を養う
    ・語彙を増やし豊かにする
    ・方向感覚を養う
    ・他の立場への思いやりを持つ
    あおぎりこども園では、発達段階ごとに準備したわらべうたで活動します。子どもが自分だけで歌えない音域のある歌や電子音は、①音楽に子どもの感情が吸収される、②気持ちがハイテンションになって、自制が効かず自分で考えることができなくなることを防ぐため使いません。  音と時間の環境が整えば、指示をしなくても自分で判断します。ピアノで片付けるのではなく、時と場所と場面を判断して自分で片付けます。 大人の話を聞く意志を育てること、「耳」を育てること、大人の指示がないと動けないのではなく、子どもが大人に注目し聞こうとする意志、心が通い合い、相手の気持ちを受け止める力が育ちます。

    日本民族の伝承「わらべうた」による音楽教育
  • 特色4

    毎日体操

    毎日体操は、ハンガリーマイバ保育園ルイザ氏のプログラムから作られた運動発達を促す体操です。
    体育の目的とは古代の思想家が“健全な身体に健全な精神を”と表現しています。それは身体的状態と精神的状態の調和だといいます。筋力、敏捷性、持久力(最後までやりぬく力)、器用さ、リズム感、視覚、聴覚、触覚がより正確になる。それに伴い、下記の能力が身に付きます。
    ・知的諸能力
    ・・・感覚器官(目と手、目と足の協応、視覚、聴覚、触覚)
    ・・・知覚(距離、障害物の知覚、空間知覚(空間での方向)、方向感覚)
    ・・・観察力(運動の部分、遂行の方法の観察)

    ・・・注意力(指示への注目、正確な遂行、注目の持続)
    ・・・記憶力(運動経験の応用)
    ・・・想像力(遊戯的な解決、モチベーション。水の中で泳ぐように。飛行機のようになど)
    ・・・思考能力(運動途中での問題を解決する力。状況把握。様々な逃げる方法を考える)
    ・・・その他 表現力(自分の身体を知り名称をいえることで自己像の形成ができる) 活動する能力。社会化能力。仲間意識。自己認識(成功と失敗を学び自分を知る。丈夫で健康な子)
    ・活動能力  自由遊びの中で自主的に動きのある遊びを始めるようになる
    ・状況把握能力 すばやい反応や対応
    ・社会化能力 大人と子どもの協同。大人や子どもへの適応。共通の遊び,喜び、お互いを思いやる気持ち

    毎日体操で発達すること

    ・持久力発達
    ・粗大運動と、微細運動の発達
    ・正しい姿勢 体型のゆがみの防止
    ・自分の身体像を知る 左右の方向、利き手がわかる
    ・リズム感が良くなる
    ・素早く反応し、問題解決できる
    ・自己評価を高める→自己信頼など

    体育と課業の関係

    ・母語(語彙の増加。文の種類の違いが分かる。疑問文、命令文、願望)
    ・音楽(リズム感や美しい歩行やダンス、正しい呼吸法、持久力)
    ・数(視覚、形の違い、色の分類、高低、上下、幅が広い狭い、長短)
    ・環境認識(沢山の新しい知識、言葉による表現)
    ・描画(手先の細やかな動きがよくなる。支え練習は手のひらの筋肉を発達させる)
    ・体育器具、手道具を持つことは微細運動へ繋がる

    規則的に身体を動かすことは全ての組織の働きに良い影響を及ぼす

    ・早い心臓の動き。各器官により多くの酸素を全身に送る。正しい呼吸のテクニックの取得。
    ・より早い消化(代謝が良くなる)
    ・神経組織の動き(運動、休憩、睡眠も穏やか)
    ・骨組織の増大(子どもの骨が柔軟に成長する。7~9歳頃に基本成長は終了)
    ・熱の放出が大きくなる(皮膚呼吸の増加)

    毎日体操
  • 特色5

    園庭あそびについて 自分の責任で自由に遊ぶ

    子ども達は園庭で存分に身体を使って遊びますのでケガをすることもあります。ドキドキ・ハラハラが溢れている園庭だといっても、もしもの時には最小限のケガで済むように、安全対策は徹底して行われていますし、保育教諭が子どもを見守る体制もぬかりはありません。それに何より、園庭には段階性を踏まえた仕掛けがありますので、自由に遊べば、子ども達は自分で自分の身を守る力を養っており、骨折などの大ケガは実際には頻繁に起こりません。
    事故分析ピラミッドにあるように、命に関わったり後遺障害にいたるレベル2以上はハザードであり防がなくてはいけません。子どもの成長を考えたとき、レベル3まで(捻挫、やけど、軽い骨折、切り傷、刺し傷、擦りなど)は必要なリスクです。

    リスクは、挑戦・変化に対応・決断する能力の獲得に不可欠であり、成長していれば体力に見合った程度の怪我をします。 ほんとうに事故を防ぐには、子どもに向き合い、内側からの「やってみたい」動機を大切にして、体力と危機察知能力・危機回避能力の向上を図るリスクマネージメントが必要です。そうでなければもっと重大な事故となります。
    子ども達の成長を考えたとき、スウェーデンでは、遊びを通して育てる、教育方法として遊びが優れているとし1998年に明確に教育上の責任がプレースクールにあると位置付けました。プレーパークは1943年デンマークの公園設計家C・Th・ソーレンセン氏が子どもはお仕着せの遊具より、廃材、釘、ノコギリなどがある危ない場所の方が一見無秩序のように見えて、子ども達が想像力で工夫して、遊びを作り出すことの出来る遊び場で成長すると提唱しコペンハーゲンで「がらくた遊び場」(Geruempelspielplatz)という彼のアイディアを初めて実際のものとして作り上げたのが始まり。日本では東京都世田谷区の羽根木プレーパークがオープンし、日本でも広く知られるようになりました。
    大正大学特命教授、羽根木プレーパーク プレーリーダーの天野秀昭氏は、顔の引っ掻きキズは子どものコミュニケーションであり、痛い思いをしなとわからない、自分を出さないと譲れないときもあ る。子どもが顔にキズを付けて帰ってきたら勲章だといいます。身体が痛い思いをしないと危機回避能力は付かない、自分で生き抜くことができない。「私」を 立てるためにはケンカも不可欠であり、どうにもならない相手がいることを知る大切な機会です。
    (はらっぱWeb)

    園庭あそびについて 自分の責任で自由に遊ぶ
  • おもちゃについて

    当園では、年齢に応じた子どもの発達を考慮したおもちゃを厳選しています。

    おもちゃについて
  • 保育教諭の関わり方

    自律した子どもを育てるため保育園では次のように子育てします。

    • 肯定的に見守る……子どもの主体性を尊重します
    • 遊びの組織の仕方……静と動をバランスよく組織する
    • 葛藤の解決
      1. 頼むこと………例:「じゅうたんを動かしたいので降りてくれる?」と頼む。
      2. 選択すること…例:一つだと「嫌」だという。「こっちとこっちどっちがいい?」
      3. 待つこと………例:子どもにお願いして、子どもが自分で動くのを待つ。
    保育士の関わり方
  • 家庭・地域と触れ合う保育

    ご家庭との連携した保育を心掛けます。保護者アプリ「コドモン」によりドキュメンテーションなどにより、一日のできごとを共有しています。また、地域とのふれあいを大切にし、老人施設への慰問や季節の行事などを取り入れています。

    家庭・地域と触れ合う保育
  • 自然に触れる保育

    園庭では、土を掘って、野菜を育て、地元枚方穂谷産ヒノキを一部に用いたチャレンジハウスに登り、屋上庭園では樹木や花の命を感じ、木の良さに触れた原体験を通じて木に親しみを持ち、森林の果たす役割や自分を取り巻く環境の大切さを学びます。山田池自然ハイキングの会など地域の皆さんとの交流もあります。
    自然の神秘さや不思議さに驚嘆する感性=センス・オブ・ワンダーを育みます

    自然に触れる保育
  • 食育

    園では、安全でおいしい食事を提供できるように工夫しています。おやつも手作りです。食物アレルギーの子どものために、除去・代替食の給食もしています。(ご相談下さい)
    流しそうめんやよもぎ団子のお手伝いをしたり、匂いをかいで、手で触って、命の尊さ、食の大切さを考えます。

    食育
  • 生活のリズム、遊びのリズムを大切にする保育

    まずは早寝早起きと、食事を規則正しく摂る生活のリズムを繰り返して下さい。
    規則正しい生活をすることは、子どもを安定させる基本になります。

    子どもはその日にしたい遊びを計画しています。だから急に遊びが変わると不安定になります。それを繰り返すと、ちょっとやってすぐに終れる遊びだけするようになり、本格的に遊ぶことを止めてしまいます。
    園では、普段の遊びのレベルを高め、情緒を安定させる取り組みをしていきます。ご協力お願いします。

    遊びのレベルを高めるための取り組みとして、保育室では、積み木遊び、役割遊び、絵本の読み聞かせなど。園庭では、サーキット遊び、竹馬、鬼ごっこなど、ルールを決めて遊べる内容も織り込んでいます。

  • 病後児保育(体調不良児対応型)

    園内で発症した時に、保護者がお迎えに来るまでの間、預かるなど緊急対応を行います。
    登園時からすでに体調不良の時やはしかなどの伝染病は預かることは出来ません。

  • 病児保育(病院併設型)

    子どもが発熱しても保護者がお仕事を休めない場合があるかも知れません。病気などの回復期にあり、保育園での集団保育が適当でないと診断された場合は病児保育が利用できます。感染症などで保育園に行けない方も利用できます。

    連絡先

    • 枚方市病児保育室  072-847-7130 (私立ひらかた病院:中宮)
    • 枚方市病児保育室くるみ 072-852-0161 (保坂小児クリニック:香里丘)
    • ピッコロケアルーム 072-850-8165 (田辺こどもクリニック:東山)
    • 病児保育室クオレ 072-808-5511 (にしだ小児クリニック:津田)
  • 体育教室

    3歳児~5歳児を対象に、エルステップス体育講師によるとび箱やなわとびなどの指導やドッジボール大会を目標に指導を行います。

  • ECC英語教室

    5歳児を対象に、ECC講師による英語に親しむ時間を設けています。年に2回ネイティブ英語(外国人講師)を学びます。

  • 「育児サークルこあらっこ」の開催

    地域の方対象の登録制の育児サークルです。月に1度(1期4月~9月 2期10月~3月)体育遊び、制作、お散歩等楽しみます。保護者には、育児相談も行っています。

  • 絵本読み聞かせ・育児相談・育児講座

    月に数回地域解放、絵本の読み聞かせや園庭解放をしています。そこで、お母様方と談話をする中、育児相談も行っています。その他、年に数回、嘱託医や育児に関わる先生方の講座を開催しています。

  • これからを担う学生の皆さんに就業の体験

    実習生の受け入れはもちろん、中学生の職場体験、ボランティアの受け入れ等、進んで協力しています。